不登校サークルに通ってわかった家での過ごし方

コラム

全国に14万人以上いると言われている不登校の子どもたち。小学校では学年に一人、中学校ではクラスに一人以上いる計算です。保健室登校や遅刻早退、五月雨登校はこの中に含まれていません。そのため、実際はもっと多いだろうと言われています。

筆者は元小学校教諭。退職後も不登校サークルに通って相談をうけたり、こどもたちと過ごしてきました。そこでわかったおうちでの過ごし方をまとめてみました。

まずはとことん休むこと

不登校歴が短い人も、長い人ももちろんいます。

こどもの体調も良く、不登校であっても大丈夫そうだなと感じる子は何もしない時間を過ごしています。数時間の子もいれば、数日、数か月になる子もいます。

不登校の子は頑張ってきた、無理をしてきた子が本当に多いんです。

そのため、学校に行かなくなったときは、何もしない時間を認めて、とことん休んでもらうことが一番です。

そうは言っても、勉強の遅れや友達関係が心配になっちゃうわ

家にいると言っても他にやることないしなぁ

おうちの方がお子さんを思う気持ちが大きいほど、何か手を貸したくなるものです。

無理やり学校に連れて行ったり、先生に来てもらったり、習い事を始めたり・・・どれも効果があるときはもちろんあります。でも、本人が休むと決めたことをまずは認めてあげてほしいんです。

取り戻せなくなるほどの勉強も、人間関係もありません。

様子が変わってきたら、どうするか本人と決める

とことん休むと、話ができるようになってくる子がほとんどです。

これが嫌だったと話してくれるかもしれません。
こんなことをしたいというかもしれません。
これがなければ学校に行きたいとなるかもしれません。

学校に行きたくなったら

ここで、学校に行ってみるなら、学校でどう過ごしたいかも聞いてみるのがおすすめです。

担任や養護教諭、スクールカウンセラーなどにそれを伝えて、学校での過ごし方を一緒に決めていくといいかもしれません。いきなり元に戻るのではなく、自分のペースでできることを増やしていくと安心できます。

1週間ほど休んで、リフレッシュしたかのようにまた登校していく子もいます。

おうちで過ごしたかったら

おうちで過ごしたかったら、そのまま休んでもいいでしょう。

もし、そうでなく時間を持て余しているようだったら、できることはないか考えてみるのがおすすめです。

誰か(家族以外)と話したい

何かやりたい、学びたい

どちらかに分類されるかと思います。

学校の先生と話すことや、学校の課題をやりたいのなら、おうちの方が学校と相談してみるのがいいでしょう。

おうちにいたまま、誰かと話したり学んだりできるものもあります。

学校以外で関われたり、学べたりするところ

街の中で探してみる

不登校の子どもたちを受け入れてくれるところも増えました。

不登校の子どもたち向けに学習塾をやっているところもあります。行政が主催している不登校教室もあります。

また、ハンドメイド作家さんのデコスイーツ体験会に参加したり、ハギレでエコラップをつくったり、ピラティスやヨガに参加している子が不登校サークルにもいます。

無理なく、興味があれば参加してみるとよさそうです。

家の中でもできる

外に出るのはちょっと・・・というときは、オンラインでできることもたくさんあります。

・オンライン英会話
・オンラインヨガ、ピラティス
・オンライン家庭教師
・オンライン絵画教室
・オンラインプログラミング教室

などなど、昨今の状況もあって、オンラインで学べる機会はどんどん増えています。

以下はおすすめのオンラインで学べる習い事。無料体験があるので、どちらも試してみてください!

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まとめ

・まずはとにかく休むこと

・勉強や友達関係で焦ることはひとつもない

・外に出れなくても大丈夫

・今こそオンラインで学べるものを活用しよう

おうちの人や学校が焦って何かやらせようとされている子は、辛い不登校をやっていることが多いです。不登校といっても、学校に行かないだけ。おうちでまずは安心して過ごせたらいいですよね。オンラインも使って、心配事を解消していけるといいと思います。

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