こんにちは。
元小学校教諭で2000人以上の子どもたちと関わってきて、4人のママでもあるぴー先生です。
子どもがいると悩みは尽きませんよね…先生、お母さんと両方の立場をお伝えできるので、相談者さんが「そんな見方ができるんだ」と胸をなでおろすことも多いんです。
子育てに正解はありませんので、こんな考え方もあるんだ!と読んでいただけたら幸いです。
今回もいってみましょー!
相談内容:9歳女子が勉強しない…もっと勉強させるにはどうしたらいい?
9歳の娘が勉強しません。
どれだけ勉強しろと言ってもテレビを観る、オモチャで遊ぶの繰り返しです。
自主的に「勉強しよう」と思うようになってもらうにはどうすれば良いのでしょう? 何か良い策ってないでしょうか?
- 9歳女の子
- テレビ、おもちゃで遊ぶのが好き
- 自主的に勉強するようになってほしい(親の希望)
なるほど。
まとめると、こんな感じですね。
ちょっとは勉強しなさい!って思いますよね。私だったらこう考えます。
回答:やめさせるよりも、楽しいことを増やしていく!
「勉強」ということばの捉え方は様々なんですが、ここでは学校で学ぶことを「勉強」としていきますね。
もともと、勉強ってマイナスな意味を含んだ言葉なんです。
「勉強」っていうだけで、「無理しなきゃ、頑張らなきゃ」っていう意味が加わっているんです。嫌ですねー苦笑
でも、本来学ぶことっておもしろいことです。
「勉強しなさい!」って言われて育った方が、大人になって「自分から本を読んだり講義を受けたりして学ぶのが楽しい!」と思っているという事例は山のようにあります。身の回りにもいませんか?
興味があることをとことん学ぶって、おもしろいんです。
ゲームもそうなんですよね。新しいキャラクターやミッションが出てきて、どうしたらクリアできるか?など考えながらやってるんです。
ゲームであっても、「やりたいことをやりきる」「試行錯誤しながらやってみる」「あきらめずにやる」など、身につく力はたくさんあります。どんどんやらせたらいいんです。
でも、こう思いませんか?
「それはわかったけど…勉強もしてほしい!」
そうなんですよ。ゲームをやってもいいけど、他のこともやってほしいですよね。
だから、「ゲームをやめさせる」ではなくて、「おもしろいことを増やす」にシフトしていくのがおすすめです。
勉強嫌いだった人が大人になって黙々と学び続けているように、おもしろいことに出会えたらどんどんやるのが人間です。子どもであればなおさら。
「ちょっとこれやってみない?」
「これ、おもしろそうだよ!」
「一緒にこれやろうよ」
と、今までやったことないようなものに出会わせてあげてください。いくつかやってもハマらないかもしれません。それでもいいんです。
自分の中に「これは好き」「これは好きじゃない」といった経験がたまっていくのは大きな財産です。そのときハマらなくても、何かの拍子にあの時のあれがやりたい!と思い出すかもしれません。
子どもは好きを極める天才ではありますが、自分の力だけで出会っていくにはあまりに非力です。大人ができるのは、出会わせてあげること。好きも嫌いもいろんなものに出会ってみると何か変わるかもしれませんね。
オンラインで学べるものもたくさんあります。無料体験をやっているところも多いので、それだけでも体験させてあげると変わるかもしれません。
ちなみに、最近ゲーム禁止条例を打ち出した自治体がありました。それに関連して話題になっていたツイートがこちらです。
反動は良く聞きますね。余計に執着してしまったり、隠れてやって課金など大変なことになったり…
単に抑圧するのは親子ともに良くないです。
今の会話にもアニメやゲームの話題はあるでしょう。ですが、大人になってもあるものです。
懐かしい話題として挙がるものが、何ひとつわからないのも寂しいですね。流行に染まれとは全く思いませんが、流行するものはそれだけ何か理由があるもの。せめて話題に挙げるくらいはしてあげてほしいものです。
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